国内クラス分け開催

5月7日(土)講道館において国内クラス分けを開催しました。

クラス分け風景

今年よりIBSA(国際視覚障害者スポーツ連盟)の柔道ルール改正の一つとして視覚の障害度合の基準が変更されました。それとともに検査結果説明がより厳正化され、検査エビデンスに基づく精緻なMDF(Medical Diagnostic Form)作成が求められることとなります。

国際クラシファイアの清水朋美先生(国立障害者リハビリテーションセンター病院 第二診療部長)や当連盟眼科ドクターの辻拓也先生(久留米医科大学病院)が中心となって新しい眼科検査方法やMDF作成についての勉強会を開催し多くの先生方と情報共有してまいりました。

その成果もあり今回視覚障害者柔道で初めて国内クラス分けを開催することが出来ました。

当日は多くの眼科医の先生方や視能訓練士の皆様がテキパキと検査を進められていました。

今後は他のVI(視覚障害)競技において柔道と同様のルール変更も考えられます。当日はJPCの河合委員長も視察にお見えになられ関心の高さがうかがわれました。

また今年12月に開催予定の「IBSA Judo Tokyo International Open Tournament大会」は初めて国際クラス分けを行う国際大会となります。

選手や連盟スタッフと共に眼科医や視能訓練士の皆様も12月の大会を盛り上げて、より良きものにするために準備に余念がありません。

大会情報:IBSA Judo Tokyo International Open Tournament大会

日時:令和4年12月11日(日)10時~

場所:講道館大道場

概要:日本で初めて開催されるIBSA公認大会で、国際クラス分けが行われ、世界ランキングポイントも付与される。世界各国の強豪が出場する予定。

※有観客での開催予定ですが、状況により変更の可能性もあります。